05/07/15 23:03:21 hJ2DNVSF
>203 グノーム ロータリー エンジン
と、どの本にも書いてある。
>104,130,172→結果だけ参考。
・4サイクル星形発動機では等間隔爆発のため奇数気筒を用いる。
・2サイクルでは奇数偶数関係ない。
[単列星形の場合]
・全てのコンロッドがクランク軸のピンジャーナルに接続されている場合には
気筒数は偶数の場合には1次慣性力以外の慣性力は全て釣り合う。
奇数の場合には1次慣性力と(nN±1)次慣性力が残る。
nは任意の整数、Nは気筒数。
1次慣性力はカウンタウエイトで釣り合わせることができる。
奇数で気筒が多くなると実際次数が高くなり実用上問題がなくなる。
・星形の多気筒の場合、1番気筒のマスターコンロッドがクランクピンに
接続され、他の気筒はサブコンロッドでマスターコンロッドに接続されており、
直接クランクのピンジャーナルに接続されておらず、複傾斜をもつ。
このため、2次慣性力が残り実用上完全なバランスは得られない。
[複列星形の場合]
・2列の場合。前後列でピンジャーナル位相が180度ずれていると、
1、2次慣性力は釣り合う。
1次慣性偶力はクランクにカウンタウエイトをつけることで釣り合わせる
ことができる。2次は釣り合わせることができず残る。
233:中島飛行機 第一発動機設計課
05/07/15 23:06:28 hJ2DNVSF
[参考]車では地面に接地しているため、制振方法によりエンジンの
アンバラによる振動はさほど大きく問題とはならないが、
飛行機は空中に浮いており、エンジンのアンバラによる振動により
大きく揺れ振動する。水平対向では慣性偶力が残り振動が出る。
このため、飛行機では実用上、古来!より慣性力、慣性偶力の少ない
バランスの良いエンジンが必須であった。
ちなみにF1などレースではエンジンの振動で目線がブレ無い範囲に
振動を収めるということが実用条件です。
上記アンバラに関しては第二次大戦までには、V型、W型、H型
あらゆるエンジン形式で解析が完了しています。
個人的に内燃機関のピークは第二次大戦だったかと・・・
[余談]
小さいころダブルワスプだったかな。現物みたけど、凄かったな~
とんでもなくでかかった。感動した~
234:中島飛行機 第一発動機設計課
05/07/15 23:18:40 hJ2DNVSF
で、次のレスは1週間後か。orz.....
235:名無しさん@3周年
05/07/16 20:58:05 RFKdL53f
>>228
空ふかしするだけでスピンターンできそう・・・