04/12/03 20:57:34 g3NV0J3h
>>488
今入手できる汎用の熱電対電圧計と言えば横河電機製の2016シリーズくらいしかないよ。
1960年ぐらいから、このモデルをモデルチェンジもせずに作り続けている律儀な会社だよ。
URLリンク(www.yokogawa.co.jp)
此処に逝って2016のカタログを欲嫁。
残念ながら原理は書いてないけれど、早い話しが比熱の非常に小さなヒーター
と熱電対を真空にしたガラス容器の中に入れて、電流が流れヒーターで発熱し
熱電対に発生した電圧で直流メータを振らすようにした物。
メリット:クレストファクター(波高率)がメチャ高い。
熱変換するから実効電力(true RMS)応答型計器であるのは言うまでもないが、
マイコン演算式の実効値変換と異なりダイナミックレンジが非常に高い。よって
Duty比が高い(100:1とかの)波形でも正しい実効値を示す。
デメリット:反応時間(応答時間)が遅い。これは熱-起電圧変換してるから比熱
大の物を経由するからで当然。
過負荷?に弱い。 無理な電流値を流すと(メーターのフルスケールの2倍以上
くらい)熱電対を過熱するヒターが切れる。素人に使わせてはいけない計器の代表。