03/12/24 21:50
純粋 数学至上主義とは、読んで字の如く純粋数学が文句無しに一番エライのであって、
不純な数学は下賎の民の戯れ事であるとする思想である。ここで純粋 数学とは整数論とか
代数幾何とかトポロジーとか多変数関数論とか代数解析とか関数解析とかいった、
由緒正しい理論数学を意味する。偏微分方程式ならせいぜい理論の蓄積が多い線形の場合。
理論らしい理論が無く、ほとんど具体例をいじり回しているのに近い(?)非線形などに手を出すと
「非線形落ち」とさげすまれ、さらに非線形偏微分方程式の数値解析などに手を出すと「計算機落ち」となり、
これはもう論外となる。確率統計は伊藤カリキュラスあたりは認めるとしても、
統計学なんて下世話なものは論外。数学基礎論は"ロジック"とひとまとめ。ロジックなんてのは
もう純粋数学か不純な数学かといったものではなく、そもそも数学ではない!そういうものは
デキの悪い学生か、歳を取って頭が悪くなった時に趣味としてやるものであって、
将来のある若いモンがそういう事に手を出しちゃいかん。数学基礎論の
趣味の悪い"焼き直し"である計算 の理 論とかプログラム理論なんてのは、
もう数学をやっていくだけの能力が無く、完全に挫折した連中の就職対策にすぎない。
理論らしい理論がほとんど無い組合せ論やグラフ理論などは、数学オリンピックのレベルで
精神の成長が止まってしまって、まともな数学が理解できない数学少年崩れのパズル遊びである。
とまあ、こんな具合である。これに輪をかけて、純粋数学の中でも貴族の数学と賎民の数学
という区別があって、事態ななかなか複雑な様相を帯びる。
URLリンク(laplace.theory.cs.ritsumei.ac.jp)