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昔々、司法試験は大変難しかった。しかし、大学の法学部には指導力がなく、巷にはベテが溢れ、予備校が流行った。また、法曹の数は非常に少なかった。
面子の潰れた大学の関係者や、弁護士を安く使えない財界人はとても困って、偉い老人たちに相談した。そこで、老人たちは司法改革の笛を吹いた。
すると、試験は簡単に受かるようになり、あちこちからロースクールが出てきて、学生たちは、続々とその中に入っていった。そして、予備校は次々と衰退し、弁護士の数だけは増えていった。
大学の関係者や財界人は大変喜んだ。しかし、ローの指導力は十分でなく、ローが認可され過ぎたこともあって、合格率は思っていたほど上がらなかった。しかも、財界人は約束の採用を少ししか行わなかった。
老人たちは怒って、今度は3000人前倒しの笛を吹いた。すると、合格者は続々と出てきて、どんどん社会の中に入っていった。しかし、受け皿がなかったものだからすぐに溢れ、合格者は次々と溺れていった。