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■「マルサスの人口論」という考え方(2)
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マルサスの人口論では、人口は不断の増加傾向をもち、これが生存資料によって規制されるというのが三つの命題
に含意された基本原理である。これは、当初社会的意識の強い父との論争から、
人口理論をそれ自身として展開するよりもゴドウイン(Godwin,W.)(Rothschild, Emma 1995)やコンドルセー(Condorcet,M.de)などの進歩主義者の人
間精神の進歩と社会の完全化や財産の平等制度に対する反駁を主たる目的とした論争の性格をもったものであった。
しかしこれがさらに論争を生み、その論争に答えての第二版では、全く面目を一新し、その着眼を人類の過去と現在に集中し
、人口原理そのものの歴史的・統計的な広範な検証に加えて、根本的に初版とは異なる理論を含むものとなった。ここで人口の妨げに
「道徳的抑制」を追加し、人口増加を理性的に抑制する方法を人口理論から人口政策へと直結したのである。