08/02/07 19:33:26 8fxzYrl4
数学が不得手でも合格できるが、数学が得意であれば、試験にとても有利なのは
間違いない。司法試験において数学が得意であることのメリットを思いつくまま
挙げると次のようになると思いますよ。
1 細かいことはともかく、論理の大筋を外さないで択一問題を解けるし、論文答案を
書くことが出来る。ちなみに論文答案では、通常の凡ミスよりも論理矛盾の答案の方が
大幅に減点されますよ(つまり表面的に暗記しているだけで本当は分かっていないんだな
あと採点者にみなされる)。
2 高等数学までは不要だが、中学校の時に幾何学の証明問題を多数説いたときの経験は
大前提→小前提→あてはめと言う形で論文答案にも反映することが出来、答案として
とてもすっきりして分かりやすいものを書くことが出来る(つまり高得点がねらえる!)。
3 私の受験時代には中公新書で確か「理科系の作文技術」という名の本が出版されていたが、
私もこれを読み、分かりやすくて採点者にアピールする文章を書くことが出来た。
4 実務に就くと、現実の問題は超多元連立方程式の世界であることが痛感される。
もしかしたら解答が論理的に不存在かも知れないケースも多々あるわけだ。
これに対し司法試験の問題はせいぜい2元1次か3元1次方程式の世界(つまり
2つか3つの利益・価値の衝突を解決するということ)で解答が不存在と言うことは
ない。実際のケースに比べると極めて単純なケースを想定しているので、これを意識
して、論理的な答案を書けばとても良い答案が書けること。