08/02/20 14:46:07 csqNzAJq
>>10
数学はザイン(Sein。~である論)、法律はゾルレン(Sollen。~であるべき論)
の世界。つまり数学も法律も論理を用いるが、法律の場合、あくまでもレトリックを
用いて相手方、一般社会、裁判官をしてもっともらしく説得する技術が法論理だと思う。
法論理は数学と違い、無色透明の論理ではなく、ある立場を正当化するための生々しい
論理な訳だ(この辺が純粋理科系の人がしばしば誤解してしまうところだ)。
>>11,12
法律を勉強するのに数学が得意な方が良いが、受験生にわざわざ数学の本を読む時間が
あったら、講義を聴いたり、基本書を丁寧に読んだ方が良い。数学が大切というのは、
あくまでも数学的な論理的思考法が必要と言うこと。
暇のある人はともかく、普通の受験生は、むしろ、基本書を読んだり、講義を聴いたり、
練習したりする中で、いかに論理的な頭になるように鍛えた方が良いと思う。法律の勉強
で必要なのは、むしろ国語力の方。つまり択一であれば読解力、論文・口述であれば表現力
(文章によるか口頭によるかは別として)。国語力がしっかりあれば、あとは基礎知識さえ
押さえれば良いわけだ(500人時代においても。)