08/02/09 19:25:07
いいですか、よく聞いて下さいね。
学者の趣味と仰せになりますが、理論と実務の境目なんて截然と切り離し出来ないし、
両者の差異なんて質的なものではなく、むしろ量的なのであり、要するに程度の差に過ぎないのであって、
特に前例の無い事件を処理する時などは、原理原則から手探りでやっていかないと。
あーでもないこーでもないと思索を巡らすタイプの人間が、長期的に伸びていきますし、勝ち組なんです。
ここで「実務」の意味を、単なる通説判例の習得であるとしたり、それを事件に適用して迅速・機械的な処理を
目指す事と解釈するなら、そんな「実務」は「実務」の衣をまとったある種の概念法学に過ぎない
のであって、私達は、そんな概念法学に毅然と立ち向かう必要があります。
その結果が退学者半数なわけでありまして(笑)