07/12/18 19:14:30
法科大学院修了者を対象にした初めての新司法試験で合格し、
司法修習生になった約1000人(新60期)のうち986人が11月、
司法研修所の卒業試験を受け、59人が不合格となったことがわかった。
最高裁が18日に発表した。不合格者は希望が認められれば、
次の期の卒業試験を受けられる。
今回の試験は、旧司法試験に合格しながら司法研修所の卒業試験で
不合格となった「旧59期」「旧60期」の再受験組69人も受けた。
再受験組は17人が不合格だった。
司法試験の合格者が1200人規模だった「58期」までは、
不合格者は5人以下で推移していた。しかし、「59期」を中心とする
約1500人が受験した昨年の不合格者は16人、今年夏に卒業試験を
受けた「旧60期」を中心とする約1500人のうちの不合格者は71人と
急増。最高裁は「合否の判定基準は変えていない」としており、
修習に携わる関係者の間では、司法試験合格者の増加に伴う
「質の低下」を懸念する声が出ている。