08/05/16 23:38:55 p+6xVgmB0
1968年の夏に私は横浜を出発しました。
海はとても青くとても広かった。夜には星がとても近くに見えた。
私は人生の短さと人間の想像力の広大さをともに感じました。
2週間後、私は水平線上にロサンゼルスの街を見ました。
私はバックパック一つでアメリカに到着しました。
それにはテント、寝袋、小さなコンロと地図といった少しのものが詰められていました。
港は街からとても離れたところにありました。
暗く、私には夜の間止まる場所がありませんでした。
私には計画がなく、それはサイコロで道を決めるようなものでした。
ロサンゼルスの人間を、私は誰も知りません。
世界中の誰も私がどこに居るのか知りませんでしたが、私はまったく恐怖を感じませんでした。
私はただ私の新しい自由に歓声を上げたかったのです。
数日後、私はグランド・キャニオンに到達しました。
私は自然の広大さに感銘をうけました。
最初、私は荒野の小さなテントの中で寝ていました。
その経験は私に一つのアイディアを与え、数年後、私をアラスカへ導いたのです。