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◎高3集団暴行死、主犯格ら2人に実刑判決
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昨年8月、函館市内の私立高3年佐藤智也君(当時18)が中学時代の同級生ら
少年7人から集団暴行を受けて死亡した事件で、傷害致死罪などで起訴された
16歳から19歳の少年4人の判決公判が27日、函館地裁であった。
柴山智裁判長は「理不尽極まりない悪質な犯行で、執拗(しつよう)さや陰湿さも顕著」
として、主犯格の元同級生(18)に懲役5年以上8年以下(求刑・同5年以上10年以下)、
犯行グループ最年長の無職少年(19)に同4年以上6年以下(求刑・同5年以上9年以下)の
不定期刑をそれぞれ言い渡した。
このほか、ともに犯行当時15歳で元高校生の16歳の少年2人(求刑・同5年以上8年以下)に
ついては「教育的な働き掛けにより、内面の成長や問題行動の改善を促す余地が少なくない」
として、函館家裁に移送する決定を言い渡した。2人は再び同家裁で少年審判を受けることになり、
少年院送致の保護処分となる公算が大きい。
柴山裁判長は判決で、主犯格の元同級生について、事件の2年ほど前から佐藤君への恐喝や
暴力などいじめを繰り返していたと言及。「犯行態様は被害者の人格を踏みにじるような卑劣かつ
悪質なもの」と断じた。集団暴行時も、最終段階で倒れ込んだ佐藤君の頭を手加減せずに数回
靴底で踏み付けたことが「致命傷となった可能性が高い」とした上で、「終始主導的な役割を果たし、
刑事責任は重大」とした。
最年長の少年については「逃げようとする被害者を何度も引き留めて共犯少年に暴行を続けさせ、
自らも積極的に暴行を加えた」と指摘、「従属的な役割とは認められない」とした