08/02/15 21:27:30 7+PHQRvC0
哺乳(ほにゅう)類の精巣で精子が作られるのに不可欠なたんぱく質を、相賀裕美子・国立
遺伝学研究所教授らの研究チームが、マウスの実験で突き止めた。ヒトにもこのたんぱく質
を作る遺伝子があり、研究チームは「精子が作られないなどの不妊症の治療法開発につな
がるかもしれない」と話している。15日付の米科学誌に発表した。
哺乳類の精子や卵子は、始原生殖細胞と呼ばれる雌雄共通の細胞が精巣や卵巣に入っ
た後、それぞれ成長して作られる。
研究チームは、オスのマウスだけが持つ、Nanos2と呼ばれるたんぱく質に注目した。
このたんぱく質を作れなくしたマウスのオスは、精巣中で精子が作られなくなった。
オスだけで働く遺伝子も働かなくなった。
一方、メスのマウスでこのたんぱく質が作られるように操作すると、オス特有の遺伝子が
働き、始原生殖細胞がオスの精子のような分裂の仕方をした。
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