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麻布軍団の底力
窮地に陥った福田に救いの手を差し伸べたのは、意外な人物だった。
安倍政権末期で官房長官を務め、町村派に「クーデター説」を流された与謝野馨だった。
与謝野は21日午後、首相執務室を訪れ、疲労の色がにじむ福田を厳しい言葉を浴びせかけた。
与謝野「世論は福田政権に非常に厳しいですよ」
福田「うん、あの和解案では一律救済にはならないことはわかっていたが、
司法を前に行政では限界がある。どうしたら一律救済に応えられるのか…」
与謝野「議員立法でやるしかないですね」
「それで本当に大丈夫なのか?」
首相の表情がパッと明るくなった。
与謝野は、司法、行政の壁を超えた「政治決断」として議員立法で薬害肝炎被害者を救済する手だてを一気にまくし立てた。
与謝野はオウム真理教の活動規制を目的とした団体規制法制定などを通じて、法務省と太いパイプも持つ。
今回の進言も法務事務次官の小津博司らと長い協議の末に編み出した方策だった。
首相はすぐに自民党政調会長、谷垣禎一に議員立法策定を指示したが、
谷垣の返事は要領を得ない。与謝野は首相官邸から直接自民党本部に乗り込んだ。
「首相の意向に自民党が応えられないでどうするんだ!」
与謝野の一喝に谷垣はようやく動き出した。
福田、与謝野、谷垣はともに麻布高校出身。
「親身に相談できる政治家がいない」といわれる福田だが
思わぬ援軍に救われた形となった
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