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週刊現代 2月17日号 179頁～185頁 より
"改悪"教育基本法で「愛国心」をどう教えるか
「「教育の憲法」とも呼ばれる教育基本法が、1947年の制定以来、ついに改められた。
「愛国心」の文言を含む新法は、教育現場にどう影響するのだろうか―。
（中略）
教育現場の意見を聞くべく、本誌は昨年12月4日から本年1月19日まで、緊急アンケートを実施した。
対象は全国の有名公立・私立高校358校(公・私立とも179)。質問項目は五つで、各校とも主に
校長・教頭・教務主任ら担当者の意見を求めた。ところが、全く回答しなかった高校が286校、
匿名の高校が32校あり、高校名を公表した回答のみを有効とした結果集まったのは、わずか40校分
(公立9、私立31)の回答にすぎなかった。
（中略）
所在地／区分 高校名
東京都／私立 駒場東邦
質問① 改正か改悪か
改悪
質問② 第2条5項は、生徒の愛国心の育成を学校に義務づけていると思うか
はい
質問③ 愛国心に関する文言を盛り込んだことに賛成か反対か
反対 「愛する」ことの法的強制は市民が持つ不服従の権利の剥奪につながるから
質問④ 現在、学校で生徒の愛国心を育むための教育を行っているか。また、その内容と評価方法はどうか
いいえ
質問⑤ 愛国心を育成するため、学校における現在の教育方法を変える必要があると思うか
ない 国家と私立学校の間に緊張感や一定の距離が保たれなければ、私立学校の存在理由がなくなるから
（以下略）」