06/12/24 11:44:53 PPdDMB5J0
FGMは大きく分けて3種類ある。最も軽いものがスンナ割礼と呼ばれるもので陰核の表皮をカミソリで切る方法で
ある。2番目は陰核切除である。陰核を切除するということは女性の性的機能を持つ部分を切除するということで、
場合によっては小陰唇も切除されることがある。最も過酷だとされているのがスーダン式割礼、もしくはファラオ式
割礼と呼ばれるものである。(スーダンの女子割礼はその過酷さで有名であり、そのためスーダン式割礼とも呼ば
れている。)ファラオ式割礼は今と昔とで方法が異なる。昔風のファラオ式は陰核、小陰唇さらに大陰唇を切除し、
その傷口を砂糖や卵のような粘着質もので押さえつけ数日放置して癒着させて、また糸などで縫合する。今風のも
のは陰核と小陰唇の全体および大陰唇の前面部を切除する。傷口は腸弦や絹糸で縫合される。どちらにせよ、排
尿と月経血を流すためだけの穴は残しておく。これが陰部封鎖である。このように大きく分けて3種類のFGMがある
がそれぞれ地域、国によってその方法は様々である。
女子割礼を習慣としている国はエジプト、エチオピア、ガンビア、ギニア、マリ、ソマリアなどである。これらの国々の
共通点は約90%以上というかなり高い比率で少女たちがFGMを経験しているということである。ここにあげたのは
アフリカ諸国ばかりであるがアジアでも行われている国、地域は存在する。またここにあげた国以外でもFGMを習
慣としている国、地域はアフリカ諸国に存在する。