08/03/25 11:19:21
>>678
>公式が頭に
複雑な公式というと、圧縮仕事の式でしょうか? 確かに問題集の模範解答の式
は、初学の方には非常に複雑に見えるのは確かです。
実際は、色々な現し方がありますので必ずしもその式でないと点数がもらえない
という事はありませんので、1番自分の扱いやすいものを採用されてはと思います。
工業仕事(圧縮機)の場合の代表的な式をあげると…、
1. W = (γmRT1)/(γ-1)・{(P2/P1)^(γ-1/γ)-1}
2. W = (γmR)/(γ-1)・(T2-T1)
3. W = Cp m (T2-T1)
1はテキストや問題集でおなじみの式ですが、若干憶え難いですね。2、1と
なるにしたがって、式としては簡単になってきますが、得られる結果は同じです。
もちろんどの式も多段圧縮に応用できます。(多段圧縮の場合は、温度Tに気を
つけて、各段ごとを計算して合計するだけ)
1と2はスタートの式は同じですので、相互に変換できます。3は熱力学特有の考え方
ですが、"dQ = dH-VdP"から簡単に導けます。
公式はなるべく暗記でなく、導出できるようにしておいた方が良いのですが、
どうしても時間が無い場合は参考にしてみて下さい。