07/05/05 09:39:32
>>104
普通は、A社ならA社という客から頼まれた業務システムを作ることになる。
で、そのA社向けのシステムを、パッケージと称しているだけってのが殆どなんだな。
それで何が問題かというと。
既存のフレームワークや、パッケージを使ってアドオン作るだけってことも多いわけだが、1から作りこむとしても、
短納期のため、設計技法に長けたSEなりPGが、美しい設計をするだけの時間が無いんだな。
本気でパッケージ化するためにキッチリ設計して実装するなら、一社限りのスクラッチの3倍は時間がかかるとこだが、
到底、そんな時間が与えられない。
ただでさえそうなのに、A社との間で度重なる仕様変更があったりして、もうグチャグチャ。
既存システムがCOBOLでかかれてた名残で、リプレイス部分はデータ構造からして無駄に冗長になってたり、
ようやく仕様が固まったと思ったら、別の部分で仕様の矛盾を生じたりって感じで、大急ぎで、その場しのぎのツギハギを重ねることになる。
そんな感じだからして、独自のミドルウェアを、拡張性やらパフォーマンスやら充分に考慮して
きっちり作りきるような上級PGは、出現しにくいわな。
現場では、せっかくの美しい設計も、度重なる仕様変更とムチャな期日設定で、どんどんグチャグチャになっていく。
求められるのは、上級PGとしての技術的な能力よりも、仕様の確定やら客との折衝やら、文書の作成やらと、SEよりの能力になる。