07/02/08 22:20:48
ここ数年、産業カウンセラーの合格率は、
学科70%、実技80~90%と、ほぼ一定なんですね。
もちろん、毎年問題の難易度や受験生のレベルは変わりますし、
受験者数はだんだん増えてますから、
すなわち、協会は合格点を設けているのではなくて、
人数パーセンテージで合否を切り分けているわけです。
それで、学科は10人中7人、
実技にいたっては、10人受けたらそのうち8人か9人は通ってしまう
というレベルなので、こういってはなんですが
そうたいしてむずかしい試験ではないんです。
ほとんどクライエントの目も見ないで軽いうなずきばかり繰り返してたり
反対に、クライエントの話をろくに聞かずに、全体でたった5分しかないのに
長ったらしい要約をやってしまったり、前にもいいましたが、振り返りで
「傾聴は重視していない」みたいなことをうっかり言ってしまったりとか
そういうことさえしなければ、まず合格です。
よく「簡単受容しかできなかった」と落胆する人がいますが、
たった5分のロールプレイなんだから、それであたりまえで、
ただそのことをちゃんと自覚していて、振り返りのときに
「もっと重要な『感情への応答』が十分にできなかった」
とさえちゃんと言えればいいのです。
もし落ちたかたがいらしたら申し訳ないですが
ほんとうに産業カウンセラリングとしては初歩の初歩が
できていれば、まあよしとしよう―というレベルなので
「なんとまあ、あんな人が合格するなんて・・・」
みたいなことは毎年のように言われてるんですよ。