08/06/26 20:12:44 hyqEZttC0
化学療法剤には合成化学療法剤と抗生物質がある。
◎抗生物質
…微生物によって生産されほかの微生物の増殖を抑制(静菌)、殺菌する効果を持つ薬剤。
ウイルスには効果がない。また、予防薬としての作用は持たない。耐性菌の問題がある。
一部合成剤も抗生物質とすることがある。
●Β-ラクタム系
作用)細菌の細胞壁の主要成分であるペプチドグリカンの生合成を阻害する。
①ペニシリン系…ペニシリン、アンピシリン、メチシリン
副作用)ペニシリンショック(アレルギー症状)
②セフェム系…セファロスポリン系、セファゾリン
副作用)ジスルフィラム様作用…アルデヒド脱水素酵素の作用を阻害するため悪酔い様の症状が出ることがある。
③その他(モノバクタム系、カルバペネム系)
●ポリエンマクロライド系
①アムホテリシンB
作用)細菌の細胞膜に作用し細菌を破壊する。