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☆早慶について
・入るための難しさは?
国立で言えば、千葉大から岡山大、金沢大程度と考えられます。ただし、上位国立脱落者から、附属校進学者や推薦入学者まで、
その入学者の実力はまさにピンきりと言ってよいでしょう。合格者のうち入学辞退者がその多くを占め(理工系学部では合格者の70%程度)、
なおかつ大量の推薦入学者を受け入れるため、受験偏差値は高くても入学者のレベルは思うほど高くはありません。
・世間的な評価は?
東京での一般の世間的評価は良好です。大学入試に詳しくない人からは高い評価を得られる場合多いでしょう。しかし、東大や一橋大などの高学歴者からの評価は、
総じてそれほど高くはないようです。前述の通り、学生のレベルの差の乖離が激しいので、大学入学後の本人の努力が求められます。
就職でも学部間の差が激しいことは覚悟しておく必要があります。上位学部でなおかつ本人の努力があれば、東京という地の利を活かして、
地方の旧帝大などに対抗することも十分可能でしょう。
・学習環境は?
ともかく人が多いのが特徴です。国立のような少人数教育を受ける機会は、決して多くありません。真面目に勉強したい学生は、
素直に国立大に進みましょう(特に理系) ただ本人の積極性によっては、たくさんの人に囲まれて多くの刺激を受けられるメリットもあります。結局は本人の意思次第です。
・国立の併願先は?
よく東大や一橋などの難関大からの併願が目立ちますが、そうした優秀な学生の多くは早慶には進学しません。「浪人してでも難関国立大を」というケースが多いようです。
実際には学部にもよりますが、地方の旧帝大や神戸大、筑波大、お茶ノ水女子大、東京外大などを断念した受験生の進学先とされているようです。
現在の併願対決では、横浜国立大や千葉大などの準一流国立大と拮抗しているのが現状です。
・昔と比べると?
90年代初期は私大バブル期と呼ばれ、私大の偏差値が高騰しました。この時期の受験生は、地方の旧帝大を蹴って早慶に進学するケースも珍しくありませんでした。
しかし、現在では私大のレベルは軒並み下落し、現在の早慶は当時の明治大レベル以下とも評されます。政府の地方切捨ての政策により、地方の最下位レベルの国立大も厳しい状態にありますが、私立大はさらに今後厳しい立場にあると言わざるを得ないでしょう。