06/12/15 08:07:12 pp94OGJEO
一瞬の出来事だった。
麻布くんは、やられそうになった私を庇おうとして、矢に打たれた。
「あ、麻布くん!」
ドサリと倒れた麻布くんのもとに、私は駆け寄った。でも、もう麻布くんは・・・・・
「麻布くん、麻布くん!」
もうこと切れていた麻布くんをゆすっていた私に、岐阜くんは、いや、岐阜は口を開いた。
「獣医系がいきがりやがって」
私はキッとなって岐阜を睨み付ける。
「医学こそ真の勝利者、たかだか動物に構ってる連中なんて、馬鹿馬鹿しいったらありゃしねえ」
そう言うと、岐阜はまた音もなくどこかへ去っていった。
私は殺してやりたい気持ちでいっぱいだったけど、麻布くんの死が
信じられないというのもあって、その場に唇を噛んでずっと座り込んでいた。
【生存確認:岐阜 武器:音読英単語】
【死亡:麻布(岐阜に矢で射たれた) 武器:チャート式生物(今は北里が所有)】
【生存確認:北里 武器:白チャート】
【生存確認:日本獣医生命科学 武器:メス】