06/09/18 03:01:33 yHroXP7K0
>>253の続き
京府「さて、と……闇雲に殺しまくっても、ただ守ってもいつかは限界が来るのは自明だと思う。
なにせ心身ともに追い詰められている統制のない人間が徘徊している状況だしね。
いきなり奇声をあげながらマシンガンを乱射してきたり、
爆薬抱えて心中狙いで特攻してくる輩がいても全くおかしくないよ」
わざとらしい笑みを浮かべながら京府が切り出す。
……うんざりするぐらいに予想通りの話題だな。
市芸「…………」
うっすらと青ざめた表情が市芸にちらつく。
が、俺の視線に気づくと、ぷいと目を逸らした。
わかりやすいやつめ。
京府「そこで、これからの為に戦略を練らなきゃいけない。
先に、これを渡してから話を進めようか」
京府の背負ってきた大型リュックのチャックを京府が開ける。
と、中からまた三つほど迷彩色のリュックが出てきた。
マトリョーシカごっこでもしたいのか?
京府「えーと……この小さいのが……
はい、受け取ってね」
と、京府が中から取り出したリュックを市芸に放る。
市芸「わ、わわわ」
いきなりリュック投げられただけでそんなに慌てるな。
と考えるも虚しく、手で遊ばせた後、顔にぶつけた。