08/01/15 10:15:51 7x8QoiOx0
URLリンク(critic3.exblog.jp)
「改革」を宣伝扇動するボルテージが上がり、総選挙で再びその政策を軌道定置させようとする
動きが高まっている。一方で、昨年からのNHKの孤軍奮闘とTBSの報道の旋回があり、
国民の中で格差社会に対する批判的認識が深まり、新自由主義に対する反省と嫌忌の意識が
強まっている。今年は「改革」と反「改革」が思想的に厳しく対立し激突する。
「改革」の側が生き残りを賭けて攻撃を仕掛けてくる。「改革」は、従来のように説明不要の
国民的で標準的な正義の観念ではなくなってきた。絶対的な説得力を喪失し、言葉の正当性と
真理性を疑われ始めている。イデオロギーの支配力を徐々に弱めつつある。
それは、小泉改革が約束した楽園に連れて行ってもらえず、自己責任で貯金を
取り崩して生活不安に怯えている国民の不満と失望と苦悩がそうさせるのだ。
日々の日常感覚が「改革」を否定するのである。マスコミが宣伝しても、
生活の実感は「改革」の欺瞞を暴露し、騙された真実に気づかせてゆく。・・・
―奥田碩氏が叫べば叫ぶほどトヨタ車は日本で売れなくなり、株価は下がるだろう。
今回の週刊東洋経済のように、これまでは遠い欧州の噂話にしかすぎなかった北欧モデルが、
制度の詳細を知らなければならない必須の社会政策上の知識と課題になりつつある。
一年後にはさらに輪郭が明らかになって、国民の間で理解が深まって行くことだろう。
社会科学の重要な関心対象となる。そして新自由主義のイデーと衝突し、論戦の火花が散る。
イデオロギーの闘争となり、その決戦が衆院総選挙の舞台となる。総選挙はまさに関ヶ原。
また関ヶ原にしなければならず、ここで新自由主義勢力を全滅に追い込まなければならない。
福祉国家のイデーの勝利を政治的に明らかにする場にしなければならない。
NHKの報道、TBSの旋回、週刊東洋経済の特集。少しづつ新自由主義を相対化する
ジャーナリズムの対抗言説と世論の包囲陣ができつつある。