07/10/22 17:19:25 1QeAVuOR0
「何もしないでいたら、幸せは降ってきませんよ。自分で掴みに行かないと」
きっぱりと言ったA子は、慶応大卒の外資系コンサル勤務の男性と結婚した。
その「幸せ」はまさに用意周到に取りに行ったものだったと、自らの戦略を明かした。
キャリア志向もあったA子だが、新卒で内定を得た専門商社の総合職と大手都銀の一般職のうち、
後者を選んだ。結婚相手探しを考えてのことだ。以来、有名大卒、大手企業を選りすぐって合コン。
龍のバックプリントがあるようなTシャツを着た東大卒の男性とも恥ずかしさをこらえて、
ディズニーランドでデートした。
「この人はキモイけど、この人の周りには有力株がいるはず。次に繋げるため我慢した」
という努力を重ねた。夫は最初マザコン気味なのが気になったが、
自分が積極的に夫の母と仲良くして、夫と母との接触時間を短くして、脱マザコンさせた。
「ちょっとくらいキレイでも、売れ残っている上世代がいるでしょ。
不況でなかなかやりたい仕事に就けない上に、結婚も思うようにできないなんて最悪。
それだけは避けようと必死だった」
というA子の言葉に、トモミさんは目が覚めた。
同じ不況世代だというのに、この戦略性、周到さがなぜ私にはなかったのか。