07/07/07 17:58:07 mjEJW2id0
みんな希望に燃えて入って来るのだろうねぇ。
工場は暑いよ、寒いよ。腰も痛くなるよ。秒刻みの仕事だよ。
世間には時代に合った良い仕事はいぱーいある。
いいかい、物作りが日本の産業の基本のように言う者が今でもいるが、あれは作り話だからね。
日本の全産業の売上高に占めるメーカーの比率なんてもう何割だろうか。
2桁あるだろうか。
金融、サービスに比重が移行しているんだ。
しかもだ。工員の待遇が改善されるようになったのは戦後のことであり、もはや戦後ではない
と云われた時代からのことであり、古い話じゃない。日本の産業が再興に突入した時代からだ。
どんな職業でも、目端の利く人がいるもので、そういった者が先々職人の親方になる。
その親方が子分をつれて他工場へ移動しようものなら、翌日から工場が稼働しなくなる、
という事態が、復興期の当時、各方面の工場で頻発するようになった。
生産に支障が出ないよう、彼らを引き留める策として企業が出した答えは、退職金、年金を
設けることだった。
昔から彼ら職人は日当払いであり、雨が降れば働かない、というが習慣だった。
けっして日本人は勤勉であったわけでなく、それは後日作られたウソなんだ。
明治が始まっての頃、給与というものが貰えたのは、公務員の他は三菱、三井、住友など
財閥のほんの一握りの社員らにすぎなかった。
明治前は、そんな彼らだって丁稚奉公からはじめ番頭まであがって初めて手当が貰え嫁が
貰えた。
明治という新しい時代が作られ、帝国大学が出来、一握りの学士様が世に輩出されるように
なり、彼らが公務員や財閥の社員となり、月給というものを取るようになった。