08/06/21 19:46:50 PP3kG7ED
>使えなくないですか?
いや、悪いけど使える。
(i)12-Lを le(余暇)で置き換え、余暇と消費の効用関数に変換する。
その場合の最適条件は、(∂u/∂le)/(∂u/∂X)=20/10
具体的な解法>>289,>>109あたりを参考に。
(ii) u=X(12-L) のままで解く場合。
好ましいものとそうでないものの組み合わせなので、
制約式も無差別曲線も通常とは違った形・位置になる。
まず、予算制約は、収入が労働日( or 時間)×賃金率より20L、
支出が財消費量×財価格より10Xなので20L=10X。
横軸にL、縦軸にXをとった平面にグラフを描く場合、傾き
2の右上がり直線になる。ただし、Lには24時間とか365日とかの
上限がある。
一方無差別曲線は、Lが好ましくないものなので、Lを増やすと
効用を一定に保つにはXも同時に増えねばならない。従って
このケースの無差別曲線は右上がりである。
以上から、右上がりの制約線に右上がりの無差別曲線が
左上方から接するかたちとなる(例えば西村入門ミクロの47ペー
ジに類似の図がある)。最適条件は通常と変わらず、MRS=予算線
の傾き。