07/10/06 01:18:59 FuGWTwYD
ただ、体育系部活のように、日本の学校や社会には極めて強い年齢による上下関係があるように見えるのは事実だね。
欧米の学校はそこまで年齢に拘らないというのも、おそらく事実だ。
しかし、これは、日本の学校を取り巻く文化的状況を視野に入れて考えねばならんだろうね。
簡単に言えば、年齢主義と課程主義という、あったりまえの話になるんだけど
よーするに、日本の学校の生徒関係で、年齢以外の社会的関係ってとても薄いんだよ。
課程主義が中心の欧米では、年齢が大きな意味を持たないという、ただそれだけだ。
実際、英語圏でも、学年ごとに制服のリボンの色などを変えるケースが多いし(これは日本以上かもね)、上級生には当然敬意表現を用いる。
まぁ、有名どころではハリーポッターにもそういう描写はきちんと出てくるから、興味があればチェックしたらいいよ。
ま、いろいろ論じることはできるけど、要点は、
① 社会的関係に応じて適切に敬語を使うことは、決して理不尽ではないし、日本固有のものではない。
② 日本において、社会的関係における年齢のウェイトが高いのは、日本社会を極めて強く規定している年齢主義が原因である。
(ついでに言えば、年齢主義を正当化する思想的根拠は、ひょっとすると伝統的儒教文化……かもしれない?)
③ 社会的関係をタテにしたパワーハラスメントの問題をごっちゃにしてはならない。
まぁこんな感じっす。
どうでもいいけど>>190は敬語なんだね。この辺の心境は少し興味あるかな。