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知事選・韮崎市議買収：元韮崎市議３人有罪 地裁「地方政治にも傷」 ／山梨
知事選で公職選挙法違反（現金買収、被買収）の罪に問われた岩下照人被告（６４）ら元韮崎市議３人の
判決公判が１１日、甲府地裁であった。矢野直邦裁判官は「金で票を売買し、選挙の自由と公正を侵害した」
として岩下被告を懲役１年、執行猶予５年（求刑・懲役１年）とするなど３被告に執行猶予付きの有罪を言
い渡した。
清水清（７５）、秋山武広（７６）の両被告はいずれも懲役１０月、執行猶予４年（同１０月）となり、
求刑通りそれぞれ８万円と５万円の追徴金も言い渡された。判決が確定すると執行猶予期間中は公民権停止
となる。
矢野裁判官は「市議であったことを踏まえると、選挙の公正さだけでなく、議会や地方政治に対する信頼
を傷つけた」と判決の理由を述べた。
判決によると、岩下被告は知事選告示後の１月７日から同２０日にかけ、落選した山本栄彦氏への投票と
票の取りまとめの報酬として、清水、秋山両被告に現金計８万円ずつを渡した。
閉廷後、岩下被告は取材に「罪は罪として厳粛に受け止めて償っていきたい」と語った。
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