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「学校にいじめ解決を期待できるか」
内藤朝雄 × 義家弘介
『婦人公論』2007年4月22日号 (4月7日発売)
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
内藤の発言の一部。
内藤 いじめ被害者が、「悪いところは直すから、どうかなかよくしてください」と涙を流して加害者に屈服するといったことは、よくある光景です。
被害者は、悪意に満ちた「友達」に「なかよく」してもらえるよう、自分の心のほうを変えようとします。外から見ると「こんな人たちとは距離をおいて、もっとよい友達とつきあえばいいのに」と、不思議に思うかもしれません。
しかし、学級制度のもとでは、迫害してくる「友達」とつきあうのをやめて、数年間、朝から夕方まで人間がベタベタ密集した狭い空間で、人との関係が遮断された状態で生きる。
あるいはひどいことをする「友達」に、精神的な売春とでもいうべき屈従をして、「なかよく」してもらえるように自分の心を変える、という残酷な二者択一が突きつけられています。
大部分の生徒は後者を選ぶしかありません。学校のクラスにかぎらず、人間にとって閉鎖的な生活空間が残酷なのは、このような二者択一を強いるからです。
たかがシカトや悪口程度で自殺までする生徒がいるのは、このような生活空間で生きているからです。だから、学級制度を廃止しなければなりません。それに、教員に対する卑屈なへつらいを強いる内申書制度も廃止する必要がありますよ。