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◇扶桑社教科書の不採択運動 ”中核派”、深く関与
新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆した扶桑社の
中学歴史・公民教科書の不採択運動で、過激派の中核派が
市民運動を偽装して深く関与していたことが、警察庁と
公安調査庁がそれぞれ公表した今年の「治安の回顧と展望」
「内外情勢の回顧と展望」で分かった。
警察庁は、扶桑社教科書採択阻止について、中核派が
(1)イラク問題
(2)「日の丸・君が代」問題
(3)東京都議選-の「三大闘争」と同等に重視したと分析。
「『つくる会の教科書採択に反対する杉並親の会』と共闘して、
市民運動を装いながら、杉並区役所の包囲行動、
同区教育委員会への抗議・申し入れ、傍聴等に取り組んだ」と記述した。
公安調査庁も、中核派が杉並区役所前で街頭宣伝や「人間の鎖」を行ったと
認定。教員に浸透を図る「教労(教育労働者)決戦」の一環として、
教職員組合や市民団体に対し、同派系大衆団体を前面に立てて
共同行動を呼びかけたと指摘している。
●また、卒業式・入学式での国旗掲揚・国歌斉唱反対運動についても
「都立高校の周囲に活動家を動員して、ビラ配りに取り組んだ」(警察庁)、
「東京をはじめ大阪、広島などでビラを配布した」(公安調査庁)などとして、
中核派の関与を明らかにしている。
ソース(産経新聞)URLリンク(www.sankei.co.jp)