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・「被告人を懲役2年6月に処する」-。実刑判決を言い渡されたその瞬間、かつての
“時代の寵児”は身動き一つせず、茫然と立ちつくした。平成18年9月4日の初公判から
6カ月余り。計27回開かれた公判で一貫して無罪を主張してきたライブドア(LD)前社長、
堀江貴文被告(34)だが、東京地裁はその主張を認めず、厳しく断罪した。堀江被告は
「体調が悪い」などとして、言い渡しの最中に一時退廷する一幕もあった。
濃紺のスーツに第1ボタンをはずした白シャツ、ノーネクタイ姿。午前9時24分、堀江被告は
弁護団とともにハイヤーで東京地裁に到着した。車を降りると上空を旋回する報道ヘリを
何度も見上げた。弁護団と言葉を交わし、時折笑顔を見せる余裕も。胸を張り手を大きく
振りながら、法廷へと入っていった。
午前10時、開廷。深々と頭を下げて法廷に入った堀江被告。シャツにはグレーのネクタイを
着用していた。ゆっくりした足取りで証言台へ向かい、手を前に組んで判決を待った。
裁判長に「判決を言い渡しますから」と言われ、堀江被告は小さな声で「はい」。裁判長に
主文を言い渡された瞬間、堀江被告はじっと立ちつくしたまま、ぴくりとも動くことはなかった。
裁判長に着席を促されると軽く一礼し、ふてくされたような顔で被告人席に座り、頬を紅潮
させて小さくため息をついた。
裁判長が判決理由を読み上げる間、堀江被告は手渡された資料に視線を落としながらも、
まばたきを繰り返し、心ここにあらずといった様子。次第に上体を揺らしながら、天井や
傍聴席を見渡す回数が増えていく。裁判長が「投資事業組合は脱法目的で組成された」と
述べると、堀江被告は裁判長をじっとにらみつけて首をかしげるなど、不満を露わにする
場面もあった。
11月に5回あった堀江被告の被告人質問では、検察側の質問に激高し、「心がねじ曲がって
いる。悔い改めたほうがいい」と食って掛かることも。最終意見陳述では、涙ながらに「社会の
ため、会社のために頑張ってきたのに」と訴えた。(一部略)
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