07/01/09 02:40:18 3WiHrRWjO
消え入る様な声で電話が鳴った
「私最低だよ」
何があった?となだめるが泣き続けたまま詳細が聞けない。落ち着けよと諭す。
しばらくして一言彼女は言った。
「私彼方と別れたい」
「え?」
「もう自分には嘘がつけないの。ごめんなさい。彼方以外に好きな人がいるの。」
「それでもかまわない。別れたくないよ。」
「ごめんなさい。私彼方を利用した。自分が楽になるように彼方を利用したの。」
「そんなのいいから!」
「ダメだよ。彼方を傷付けたくない」
「おい…」
「ごめんなさい」
「その男と付き合うの?」
「それはあり得ないよ。もう無理って分かってるんだ」
「なら!」
「ごめん…楽しかったよありがとう。」
電話は切れた。
彼女を愛して6年。やっとの想いで付き合って2ヶ月。俺の精一杯の恋が終わった。