06/11/28 11:25:39 LDPFay9L0
《イ 一般生徒に対して》
今回の「いじめ」事件について、「いじめ」は「どこにでも、誰にでも起こり得る」こ
とを教訓とし、「いじめ」の再発防止策として、生徒の人権意識の一層の啓発に取り組む
こととした。具体的な内容は以下のとおり。
① 「いじめ」問題を意識した人権ホームルームの実施。
１年 ６月 人権アンケートと生活実態調査の実施。
２年 ６月 映画『「僕の生きる道」をたどって』の鑑賞。テーマ「いのちの大切さ」。
７月 映画についての事後討論の実施。
常識的な人間が、善悪の判断力を失っていく過程について記述されている
ユダヤ人虐殺に関する論文を読ませる。
３年 ６月 ホームレス殺人に関する新聞記事を題材に、「いじめ」の構造について考
察させる。また、自分自身の問題として「いじめ」を考えさせる。
② 「命の大切さ」を考えさせるホームルームを継続的に実施。
《ウ 教職員に対して》
今回の「いじめ」事件について、教職員は、自分たちが長期間気づかなかったことにつ
いては、痛恨の思いがあるとともに、「何故、こんな事態が起こったのか。」ということ
について、冷静な検証が必要と考えた。そこで、「いじめ」をテーマとした教職員の校内
研修を４月と９月に実施した。
さらに、今回の事件の背景が、加害生徒と被害生徒の中学校時代の関係にまで及ぶこと
を知ったことから、他の生徒にも同様の事例がないかを知るため、１学期末の中学校訪問
の際に情報収集に努めた。