06/11/09 20:31:56 ShSDS38M0
>>170>>171
小児型の強弁の厄介なところは「妥協したくない」から妥協しないのではなくて、
そもそも「妥協ということを知らない」のである。他の人のいうことが少しも耳に入らず、
よほど露骨に反対されない限り、自分の考えを繰り返すのである。
なぜ、そんなふうになるのかは、よくありそうな原因を挙げてみると、次のようになる。
1.自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
2.他人の気持がわからない。
3.他人への迷惑を考えない。
4.自分が前にいったことさえ忘れてしまう。
そのまた原因をさぐってみると、次のような事柄に思いあたる。
A.自信が強すぎる。
B.好き嫌いの感情が強すぎる。
C.他人に対して、きわめて無神経である。
強弁をふりまわすのは、結局は人柄の問題である。
『詭弁論理学』 野崎昭弘著