07/03/02 11:14:18 1bmYbhNS
【設備ビルメンの沿革と今後】
(戦前~戦後)
・ボイラーマンとして主に工場に生息。人力で石炭をくべる重労働だった。
(高度経済成長期)
・液体燃料の普及でボイラーマンの仕事は主に監視業務へ移行。
・オフィスビルや商業施設の増加でビルメンテナンス市場の拡大。
(バブル期)
・ビルオーナーは土地や建物をもってるだけで資産が値上がりする時代。大型開発。オーナーや不動産の
担当者は、おおらかで神のような存在。
・ビルメンも豊かなオーナーのおこぼれをもらってゆとり生活。ビルメン最盛期。
・無資格でも高齢でもどんどん採用された。この時代に入社した者は現在「ビルメン王」になっている率が高い。
(バブル崩壊後)
・民間オーナーの経済環境悪化。ビルメンテ契約額が下がりはじめる。
・しかし、公共施設は依然としてマターリしていた。
(規制緩和・小泉改革後)
・過当競争、質の悪い激安業者の入札参入で待遇悪化。ビルメン従業員のワーキングプア化。
・資格のいらない冷凍機、ボイラーの拡大。電気主任技術者の掛け持ち可能。
・地冷の増加により、熱源の運転が必要ない現場の増加。
・契約額のさらなる低下、人員削減、マターリ現場の急激な減少。ビルの全ての雑用を引き受けるなんでも屋に。
(2007年)
・東京の景気回復で、東京地区だけ突然人手不足に。大手までハロワで求人活動をはじめる。
・しかし、いまのところ給料を中心とした待遇改善はほとんどみられない。
(ビルメンの今後=あくまでも予想)
・中央監視システム・無人外部監視システムの拡大による監視業務や日常点検の自動化、無人化?
・施設総合絶縁監視システム、自動点検検査システムによる停電検査の自動化、省略化?
・資格者、責任者、主任者制度の一層の規制緩和により選任者が不要、併任へ?