06/03/14 23:58:22 K9LPupo0
★ URLリンク(www.matsusaka-u.ac.jp)
「Krashen 理論においては、第一言語と第二言語の習得過程は基本的には同じとみなし、習得は
LADによるものであるとして片づけている。」
☆ Krashen は観察可能な事実を重視し、それを可能にする原理(第二言語習得理論)に関しては
「仮説」の形で提示しただけである。しかし、基本的に第一言語習得とだいたいにおいて
同じようなプロセスであるということを示し、その向こうをブラックボックスにして
チョムスキーの理論に負うていることを暗示しただけ。それは、戦略的であっても
事実はLADのような理論的構築物を前提にしている。ただ、UGという言葉に慎重だっただけ。
内容は変わらん。
★ URLリンク(www.modern.tsukuba.ac.jp)
「2. The Case Against L2 Instruction
■初期のSLA研究はL2の指導効果に懐疑的
・教室内で学習者の言語行動を操作できる可能性は極めて限られている(Felix 1981)。
・教室内の指導でできる唯一のことは、理解可能なインプット(comprehensible input)を
与える程度である(Krashen 1985)。
■The strong non-interventionist position
(1) SLAは第一言語と同様、普遍文法(UG)によってすすむ
・The full-transfer, full-access hypothesisは、第一言語、第二言語習得は
インプットのようなpositive evidence(肯定証拠)によってのみ引き起こされ
る、普遍原理のパラメーターのリセットを含むものであると捉え
negative evidence(否定証拠)の役割を認めていない。」
☆ 上記のようにKrashenが理解されることでOKなんだ。そもそもacquisition
としている時点でもろ分かり。彼はinstructionはあきませんと言ってるんだ。
White であろうと誰であろうと彼の流れであることは間違いなし。派閥内での細かい
議論の詳細はあまり意味を持たない。