06/03/11 16:00:02
【 304で書いた留学生を嫌いになった経緯について軽く?説明 】
まず、来校当時、事前連絡なしに突然研究室に現れる。みんな困惑。
研究室に新たに留学生(しかもポスドク)が来るって事は、みんな知っていたがあまりにも突然の出来事だった。
この時点ですでにあまりに社会常識がなく非常識なため悪いイメージがつく。
研究室内での席も決まりパソコンを使い始める。
と、その時!!「ん?何かカサカサと変な音がするな・・・」と思い、音のするほうに目をやると、なんとマウスにビニール袋をかぶせて使用。
「なんだろう?潔癖症なのかな?まあ、誰が使ったか分からない物だからいい気はしないよな」と心に言い聞かせる。
しかも、椅子は足で動かす、ドアは足で開けるといった、「なるべく物には手を触れないように」、という行動とる。
こうした一連の行動を見ていくうちに、「あれ?なんか違う・・・」と思いはじめる。
この当時はまだ全く臭くなかった。ただ不思議な動きをすることが非常に多く、さらにイメージダウン。
寒くなってきた11月頃。今シーズン最初のストーブ点火。ちょうどこの頃から異臭騒ぎが始まる。だがこれはほんの序章にしか過ぎなかった。
しかし当初は、「あれ?なんだか変な匂いがするな・・・」と思っても、「ああ、きっとホコリが焦げる匂いだ」と思っていた。
だが、1週間たってもその匂いが消えることなくおかしいと思い匂いの根源をたどる旅に出ることにした。
しかしその旅は5秒で終わりを迎える。そう!匂いの悪源を発見したのだ。それがその留学生だったのだ。
当初、研究室のみんなにそのことを必死に伝えるが、あまり賛同してくれる人はいなかった。悪者扱いされ凹む。ヒットポイント30減。
この時点で、毎日同じ服を着ていてさらに髪の毛が脂ぎってることから、風呂に入っていないことと服を洗濯してないことには気付いていた。
つまり、潔癖症ではないという結論が導き出され、ただ単に汚いだけだと確信する。だがマウスのビニール袋については説明できない。
もう、「だめぽ」と感じる。イメージダウンもくそもなくなる。
月日が過ぎ年が開け、ある日の午後、研究室内で2人きりだった時のこと。
その留学生が寒かったのかストーブを点けようとストーブのあるほうへと向かう。
そしてなぜか手にはビニール袋が・・・「なんで???」
すると、ガス元栓のコックさらにストーブのスイッチをビニール袋越しに掴みストーブを点火。
これを見てしまった瞬間、「あぁ~そこまでしてでも日本人が触ったものに触れたくないのか!反日か?」と悟りを開く(異臭教)。
これが嫌悪感を抱く完全なる決定打となる。
研究室内での飲み会などに誘っても必ず参加しない。
これで「日本人が嫌いなんだな」と確信するに至る。
年明けからさらに悪臭は、本当に飛ぶ鳥をも落としかねない勢いで増殖し、研究室内は憎悪に満ち溢れる。周りの人もやっと賛同。
違う研究室の友人のところへ遊びに行けば「ちょっと臭いよ」とまで言われるようになり、魔の病原菌が蔓延していることを知る。
他の研究室の人が部屋に来れば、悪臭のために立ち眩み倒れ、救急搬送される。
就活の勉強や研究をしないといけないと思いつつも本気で鬱になり引き篭もろうかと悩み始める。
先生に相談するも成すすべなく今日に至る。
今はまだ、上着によってストックされた体臭を100%放出することなく、匂いは若干抑えられている模様。
しかし、このまま暖かくなり夏になった場合、どうなるのだろうか?想像できない。いや、想像したくない。
未曾有の大惨事を引き起こし、多くの人間が葬り去られることとなるだろうことは確かである。
今のうちに何か手を打っておかなければ・・・。
この物語は事実に基づいて構成されており、ノンフィクションです。