07/01/10 18:44:45
>>805
ご趣旨はわかりますよ。
たぶんあれかあの著名事件のどれかだろうと想像がつきます。
私は,若い皆さんには,そんなときも体を張って不当不起訴を防ぐPになって欲しいのです。
警察を検察するのもPの重要な仕事ですし決裁官も検察するのも重要です。
私は現職Pのとき本当に辞表(依願免官願い)を書いてまで検事正の起訴意見に抵抗して不起訴にしたことがあります。
前日に,妻には「明日は本当に検事を辞めるかも知れない。許せ。」と言って……。
不当不起訴は疑わしきは被告人・被疑者の利益でフェイルセーフですが。
不当起訴は体を張っても防いでください。心構えや理念でも結構ですから。
不当起訴には,検察審査会のような「けん制制度」がないからです。
ただ捜査の未熟や手抜きを隠蔽するための不起訴意見だけは止めてね。
前門の不当不起訴・後門の未熟手抜き捜査のハザマで悩むのがPです。
その過誤を防ぐのは,信頼できる同僚や先輩と相談することが一番です。
このときほど同期や先輩が多数いる組織に感謝してました。
私はPの光を強調するつもりはありません。
ただ闇を防いで光を求めるPに皆さんがなって欲しい。
そのための老いの繰言と笑ってください。