05/12/24 15:50:07
>>748
年末年始も通常の土日祝日と同様に,日直(昼)と宿直(夜)があります。
だいたい順番に当番となるので,老副検事さんから若手検事までが駆り出されます。
小さな庁だと全員が1~3回は当たるので,大晦日~2日くらいは地元出身の方が引き受けてくれて帰省するPやSPの便宜が図られます。
Pの素質は一言ではいえないと思いますが,①事案分析能力(事実認定能力を含む),②法的思考能力と法的知識,③自白獲得能力(人間性や人間観察力),④組織内プレゼン能力などは,最低限必要でしょう。
これらが多少の強弱があってもバランスよく獲得できていれば素晴らしいです。
注意することは,司法試験では,実は②しかチェックされていないことです。
司法試験の事例問題も,実務では分析不要の典型例の当てはめに過ぎず,①はナマの記録に当たってどこまで出来るかを検察修習でチェックされます。
往々にして秀才型がP適性なしと採用を断られるのは,理詰めで物事を割り切ろうとするためか,①に欠ける場合が多く,次いで③や④でもふるいにかけられます。