06/11/14 23:53:34
ある沈没寸前の船がいます。
その船の船長は沈没しないようにと食料や働かない物を船の外に投げ出しました。
それでも船は徐々に沈みます。
船長はさらに船を漕いでいない乗客や自分の気に入らない物から海に突き落としました。
それを見ていた乗組員は船長に失望し自分から海に飛び込み、遠くに見える別の船まで泳いでいくことに決めました。
海に飛び込んだ人を船長は臆病者と罵りました。彼らが生きているかはわかりません。
船長は船の漕ぎ手や乗客が減ったのに気づきましたが後には退けません。
船長は考えました。
船を漕げる人、修理できる人を高い報酬で雇うしかない。でもこんな沈没船に来てくれる人ってどんな人なのだろうか。
それと今残っている人達には老若男女問わず、夜も惜しみ船も漕がせ、修理もさせるしかない。
間に合うだろうか・・・。そうしているうちにも船は徐々に沈んでいく。
さてこの船は助かるのだろうか。
つづく