05/11/13 00:58:37 JvdANoKW BE:211636073-
さて、>>750の意見をよく読むと、巧みに論点がずらされていますね。つまり、
>日本という国が、他の国を戦場とし、それ以上に他国の国民を 苦しめた
という事実については、誰もこのスレでは争っていないわけです。
争われているのは、次のこと。いくら言ってもわからないようだから、もう1度論点整理しておきますよ:
・ 日本の侵略戦争が悪だったとしても、だから、アメリカの核開発と広島・長崎への実戦核空爆が
正当化されるのか。
・ アメリカが核を実戦使用した意図は、有色人種に対する人体実験であり、また、戦後の世界覇権
を目指したアメリカの軍事力の誇示であった、と考えれば、ますますこの核空爆の正当性は疑念
にさらされるのではないか。
そして、念のため付け加えれば、この背景には、次のような問題がある:
・ 核空爆を行ったアメリカは、侵略国を核爆弾で膺懲する権利を持つほどに正義をはらんだ平和愛
好国家なのか。戦後世界史の中で、アメリカが自ら侵略戦争に手を汚した事例はいくつもある。
ベトナム、アフガニスタン、イラク・・・
・ 英国、オランダ、フランス、ソ連、中国・・は、実はいずれも同じようにアジアで侵略行為を行い、
多数の植民地をつくって、アジア人を搾取してきたという歴史的事実をどう考えるのか。
・ このように考えれば、第2次大戦とは、結局、多数の帝国主義国家(米、英、蘭、仏、ソ連、中、日、
独) 相互の覇権領域ひきなおしという帝国主義戦争なのであって、特定の国(例えば日本)の行為
だけを自虐的・否定的にとらえることは、他の国(例えばアメリカ)の行為を免罪することにつながる。
もっと総体的な歴史観が、中高生に教えられるべきではないのか。
さあ、「反体制」を自称する>>751さん、争っていないことをさも問題のように書き立てて議論から逃れ
ようとするのではなく、上記の5つの問題にしっかり回答してください。
JGの歴史教育が、議論に耐えるよりロバストな歴史認識の上に立つことを祈念しつつ・・・