06/12/03 00:27:25
>>458
>平衡対ケーブルにおける漏話減衰量は、高周波になるに従い、遠端漏話ではオクターブ当
>たり6〔dB〕、近端漏話では4.5〔dB〕の減少傾向を示す。また、遠端漏話減衰量は、線路
>長には無関係であるが、近端漏話減衰量は、線路長が長くなるに従い増大する。
あんまり自信は無いが、遠端漏話も近端漏話も周波数に反比例すると
考えて、6dB/Octの特性をもつんじゃないだろうかね。
An=log(2/ωkl√Z1・Z2)-log|exp(-γ)|+log|γ/sinh(γ)|
Af=log(2/ωk'l√Z1・Z2)-log|exp(-γ)|
An:近端漏話減衰量(Neper),Af:遠端漏話減衰量(Neper)
1:誘導回線インピーダンス、Z2:被誘導回線インピーダンス
k:結合係数(近端) =C+L/Z1・Z2 ・・・Cは回線間の静電結合定数、Lは誘導結合定数
k'結合係数(遠端) =C-L/Z1・Z2 ・・・〃
γ:伝搬定数
l:線路長
低損失線路において、線路長が長くなると、anは近似的に
an≒log(2C/|k|) +log |1/sin(ω√LC* l)|
となるので、線路長lに比例して漏話減衰量は小さくなるが、ある以上長くなると
逆に減衰量が増加する現象が出る。
ただ、損失がある程度大きくなれば、sinh関数の性質から、近似的に
an≒log(2C/|k|) +log 2
と表す事ができるため、長さにほぼ無関係となる。