06/02/14 17:42:35 dxioitb2
株式会社大学、LEC東京リーガルマインド大学の業務委託契約問題
いまだ解消せず
高等教育分野における規制緩和(特区法)の結果,株式会社にも
大学教育への参入が認められているが,その第1号となったLEC
東京リーガルマインド大学において,多くの教員が業務委託契約
で働いている実態がすでに国会でも明らかになっている。
こうした問題について,首都圏大学非常勤講師組合は,昨年末に
LEC大に対して団交の申し入れをして改善のための活動を精力的に
展開している。組合の主要な要求は,以下の3点。
1.専任教員の違法な委託契約を直ちに止め、大学の一般水準である
週40時間みなし労働の常勤とし、以下の労働条件を2005年4月に遡及
して改善すること。
2.専任教員として一般水準の研究環境を提供すること。
3.教員による自治を認め、全専任教員参加による教授会を毎月開催し、
大学運営の重要事項はすべて教授会の議に附すること。
組合によれば,LECにおける教育現場の労働実態は,労務提供が
教務部からの指揮監督下にあることや,報酬が一定時間の講義と
いった労務の対象として支払われていることから,労働契約と何ら
変わりはないという。他方,委託契約の下では,上記のように教務
」から指揮命令(指示)が来ることは違法であるが,かかる違法実
態は改善されることなく続いているという。
しかし,大学側はあくまで委託契約であり雇用関係に無いという
理由で,団交を拒否し,組合の要求を取り上げることもない。
このため,組合は現在,労働委員会へ申し立て等の準備を進めている。
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