06/10/03 15:27:37
世間一般の認識によると日商１級＞全経上級である。
ところで、これは何を根拠にして決めたのだろうか。
おそらくは合格率であろう。
確かに合格率で見るなら上記の結論は成り立つ。
だが！これには重大な誤りがあると断定せざるをえない！
なぜなら、母集団のレベルを全く考慮していないからだ！！
ここであらためて原点に戻ってみよう。
そもそも日商簿記なるものは社会にも幅広く認知されている。
すなわちそれは多種多様な受験者が集まる事をも意味している。
具体的に例を挙げるとすれば、
授業の一環として仕方なく受けたような商業高校生とか、
ヒマを持余してるので家計簿の練習に来たような主婦とか、
死んだ魚のような目をしたリストラ食らったオッサンとか、
脳ミソのリハビリに来ているようなアルツ爺とか、
このように正に“人種の坩堝”といった光景である。
一方、全経の方はどうであろうか。
そもそも全経簿記なるものは知名度は皆無といってよい。
だが、それは逆に明確な目的を持った人しか受けないという事の
裏返しでもあるのである。
では、その明確な目的とは何か?
それは改めて言うまでも無く、税理士受験資格のゲットである。
すなわち全経簿記は将来、税理士を本気で受験するという
やる気かつ実力のある人しか受けないのである。
そして、これら二つの受験者層を比較するとどうなるだろうか？
答えは当然、全経簿記が圧倒的に上である。
ならばそれを考慮に入れた“真の合格率”も、もはや言うまでもない。
以上、これからは上記の“事実”を正しく認識し、そして受け入れ
無意味な煽り合いをする事の無いよう切に願う次第である。