06/11/08 01:57:42 Arn+RfaE
>>366
文系だよ。
地域が絡むと、現在の国家も絡んでくる。日本研究やフランス研究で
英語が主要な学術言語なワケ無いでしょ。材料も多言語だし、もともと
発表手段が多言語なのが当然の世界。
西洋哲学が日本語で書くのは、ある意味で当然(だった)。
日本の西洋研究ってのは、日本の目標である(あった)西洋って一体どういう
もんなのか?、あいつ等は何考えてるのか?を調べるための学問だったん
だから、向こうの概念やら行動様式やらを日本語で記述できなければ、
存在意義無し。かつては大国だったけど近代以降はたいしたこと無いスペイン
についての研究が、遙か昔に消滅した古代ギリシャ・ローマ研究よりマイナーな
理由がここにある。
そして、目出度く日本が発展してしまったお陰で、逆に存在意義が揺らいでる。
もっとも、明治の頃には、日本史研究者でもドイツに留学して、ドイツ語で論文
提出した原勝郎みたいな人もいるけどね。