04/04/27 07:18 V544XS7g
武蔵のOBは、武蔵をよく言わない。
「あんな学費の高い学校」
「いい加減な学校」
「鼻持ちならない奴ら」
等々
でも、それは半分愛校心だと思うよ。
庄司薫の赤頭巾ちゃん気をつけて
という小説があった。
学校群前の日比谷高校が学校群で
跡形もなく消えてゆく姿を背景に
物語が展開してゆく小説だった。
ここでも、主人公が日比谷高校を批判して
「生徒が校庭に並んで教える先生を選ぶなんて
茶番をやる鼻持ちならない学校」
といいつつ、
「でも、一度壊してしまうと二度と作れない稀有な学校」
と愛着を示している。
母校否定って、成長過程における一種の自己否定の脱皮活動なんだろうね。
今の都立は教育委員会に「来年何名東大に入れます」
なんて誓約書を書いているとのこと。
進学校になるのは間違いないだろうが、(進学実績以外で)受け継がれた
伝統は、また完膚なきまでに破壊されている。
「東大何人ってそんなにすごいことなの?」
教育に役所が介入して成功した例は少ない。
武蔵は武蔵のペースで生き残ればいい。