03/02/24 01:08 h8B7ZiNh
【前回までのあらすじ】
突然MARCHを解雇された法政であったが、慶應と組み、
“法慶”としてデビューを果たした。さてはて…
法政「みんなノッてるかーい!」
受験生A「キャー!!」
受験生B「法政様~~~!!」
受験生C「握手してくださ~~~い!」
法政「みんなを合格させたいけど、僕の体は一つだからね、
でも、みんなを合格させるよう頑張るよ!!」
受験生達「ワーワー!法政さ~~ん!!」
楽屋にて―――
法政「今日も絶好調でしたね」
慶應「その事なんだが…」
法政「はい?」
慶應「すまん!法慶のコンビを解消したいのだ!」
法政「え?」
慶應「実は昨日、喧嘩別れしていた早稲田からメールがあったのだ。
『俺が悪かった、もう一度お前と組みたい』と…
わがままは承知だが、俺にはあいつしかいないんだ!!」
突然の告白に法政は考えた。しかし、答えはすぐ出た。
法政「慶應さん、行って下さい。あなたには早稲田さんしかいませんよ」
慶應「すまん、この借りは必ず返す!!」
少し涙ぐみながら、慶應は楽屋を出て行った。
法政「これで………よかったんだ………」
どこにも属さない、事実上のフリーとなった法政に受験生は冷たかった。
受験生A「誰だっけ、あんた?」
受験生B「あんたを受験する?ああ、そんなことも言ったっけか、ハハ」
受験生C「俺は成蹊にするんで」
人気はガタ落ち、法政の倍率は瞬く間に1倍を切った………。