03/06/05 13:33 zx6r3P3J
>>868
平野の契約法、いいよね。
契約法にかぎらず、彼の本は、自身が司法試験合格者だけあって、
受験生の求めている情報を熟知していて、まさにそれを示してくれて
いるような本だ。はしがきに受験用ではない旨書かれているが、
参考書としての利用は十分念頭に置かれていると思われる。
やや細かい論点・学説の補充にはもってこいだ。
どこかのスレッドに、彼の司法試験合格体験記が引用されていたが、
当時から厚くてもしっかりした本を基本書として好むようだ。
しかし、それでも司法試験界でメジャーにならないのは、
第一には、やはり分厚すぎいること、
第二に、内田貴などに比べると、どこか根底に流れているアカデミックな
重厚さが欠けること、があるだろう。
(受験生がそのまま学者になっちまったような記述という印象を受ける。)
あれだけ分厚いのに、まったく触れられていない条文もあるし
(とある学者によると、この点は体系書としては致命的欠陥とか。
尤も、平野氏自身も、この本は体系書の下書き的な位置づけだと述べているが。)
賤しめるつもりではないが、学歴コンプレックスを抱えた司法試験合格者が、
椿氏という御大を師匠に得て、意気盛んに学者として結果を出してみたものの
できあがってみたらやっぱり受験参考書の域を出なかった、という印象。
自身もあちこちで学歴コンプレックスだと語っておられるようだし。
(うまく書けないが、決して煽りとかではなく、こういう本をもっと
他の学者にもガンガン書いて欲しいし、平野氏にも更なる飛躍を望む趣旨)