02/11/01 21:32 ddP3BgoV
CROモニターの将来性について一言。
結論:CROモニターはこれから不要になる。
製薬メーカーのモニターが忙しい理由は病院の仕事をやらされているから。
そんな状況でメーカーも大学に嫌気し、厚労省までも「治験は開業医で!」とか言い
出す。
でも国公立病院だって今後独立行政法人化する。金を稼ぐためには治験の研究費が欲
しい。
だから、最近は大学病院が中心となって治験体制(ネットワーク)を整えている。
Y大やK大が有名か。
それに加えて、国が治験ネットワークや研究者主導試験に動き出している。
35億の予算は眉唾だが、NIHには全く及ばないものの、方向は似ている。
大学がCRCを置いてきちんと対応すればモニタリングは軽減する。
つまり、将来的にはメーカーのモニターも今より少なくてよい。
だから、無理に増員せずに質が悪くてもCROに投げている。
CROのモニターとかメーカーのモニターとかではなく、モニター自身がいらなくな
る。
ただメーカーの開発はモニター育成に加え、プロダクトリーダー育成意図もある。
CRO経営者はあまったモニターを派遣MR転換とか、色々考えていと思う。
米国でCROが拡大したのは、やはり病院が独自に治験体制を整えAROとか作った
から。
モニタリング業務が減り、企業モニターがクビになり、CROに流れただけ。
(首にしてCROモニター使ったほうが人件費安いから。)
総モニター数としては決して増えていない。
新卒をバシバシとってモニターを増やす日本のCROとは状況が異なる。
仕事の増えた元凶である新GCPは来年の薬事法改正に合わせて改定される。
そしてGCPでSMOも認知される。
CROに行くならSMOのほうがまだまし。
CROの愚痴も良いが行政の動きを見据えた理論的な話が必要かと思う。