【ワクワク】女子カーリング・石崎琴美1【テカテカ】at WSPORTS
【ワクワク】女子カーリング・石崎琴美1【テカテカ】 - 暇つぶし2ch268:雪と氷の名無しさん
10/02/15 09:12:32 +LG0xRgB
読売2月3日夕刊
「聖火の街から」

 ウインタースポーツとして日本でも人気が出てきたカーリング。バンクーバー近郊のリッチモンドには、カナダ生まれの日系人で作る「2世リーグ」がある。
2日朝(日本時間3日未明)、バンクーバー入りした五輪日本代表「チーム青森」の石崎琴美さん(31)も、このリーグの一員だった。前回トリノ五輪の出場を逃し、傷心のまま渡ったカナダの地。そこで知り合った現地の友人たちは、温かく「コトミ」を出迎えた。
 カーリングはカナダの国民的スポーツ。バンクーバーから南に約10キロのリッチモンドでは1960年代、文字通り日系2世の手で「2世リーグ」が創設された。今は16チームに計48人が所属している。
 石崎さんは2002年のソルトレーク五輪当時、日本代表に招集されて五輪出場を果たしたが、出場する機会には恵まれなかった。06年のトリノ五輪では国内の予選で敗れ、所属する北海道北見市の建設会社のチームはその年に解散。9年間勤めた会社も辞めた。
 その頃、ソルトレーク五輪の時に指導を受けた日系人コーチのフジ・ロイ・ミキさん(68)のことが頭に浮かび、06年、彼を頼ってバンクーバーに留学した。語学学校に通いながら、ミキさんから紹介された2世リーグでプレーした。
 そこで石崎さんは「一生の思い出」を作る。チームメートは同世代のほか、子どもやおじいちゃんも。家族的な雰囲気の中、時に厳しく、時に和気あいあいとやるカーリングは初めての体験だった。試合が終わると一緒に料理を作ったり、飲みに繰り出したりして友情を育んだ。
「毎日、前向きに生きていた。私はあの時の自分が一番好きです」。石崎さんはそう振り返る。
 1年の留学が終わる頃、「うちに来ないか」と、チーム青森の阿部晋也コーチ(30)から突然、メールが届いた。
「帰国したらどこかに就職するつもりでした。カーリングはもう続けられないと思っていた」。そんな石崎さんの決断は、早かった。それからは新しい仲間と練習の日々。「絶対バンクーバーに戻るんだ」と必死に技を磨いた。
 そして昨年11月、石崎さんが五輪の切符を手にしたというニュースが、「2世リーグ」の人たちにも伝わった。「コトミは我々の誇り。コツコツと努力したことが実って、本当によかった」とリーグ代表のデーブ・コバヤシさん(48)。
 2日朝、バンクーバーの空港で、チーム青森のメンバーを出迎える人たちの中に、あのミキさんの姿もあった。緊張していた石崎さんの表情が笑顔に変わった。「第二の古里に帰ってきたようです」-。


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